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一陸技 受験記 2

一陸技 受験記 2

平成25年 1月期 一陸技を受験した際の体験記です。



各科目ごとの感想

無線工学の基礎

各科目の難易度は受験した人によって本当にバラバラです。
私は一番難しく感じました。

一陸特で分類するならば電子回路、半導体・論理回路、増幅器、テスタ系の問題が中心となってでます。

出題される問題は電磁気学では基礎的なものばかりなのでしょうが、
あまりに範囲が広く、内容が深く、過去問との再現性が少なく、
確実にコレが正解!と言い切るのが難しい問題が多いです。

本試験では毎回毎回、新問が出題されますので、過去問は最低限覚えていなければいけない内容で、
もし過去問と同じ問題が出題された場合は絶対に落とせません。
そして、過去問を応用しなければ解けない問題が多いので、単純な丸暗記では太刀打ちできません。

過去問の解説に関しても、解説に解説が必要なレベルで自分のレベルに応じた勉強方法が必要です。

無線工学の基礎を突破するには

一陸技過去問 18年1月~24年7月までの内容の学習
が最低限必要な内容だと思います。

一陸技の過去問が仕上がったら、加えて、
二陸技過去問 18年1月~24年7月までの内容の学習
も行いましょう。

平成25年1月期の試験では二陸技に過去に出題された問題が出題されました。
一陸技の参考書を勉強するくらいなら、二陸技の過去問の勉強をしましょう。
そのほうがよほど有意義です。
時間は受験を覚悟したときから有限のものとなります。

「取得」するのを目標にしてください。取得するための勉強が大事です。
無線工学に対する深い理解や知識は取得後でも学べます。
時間の有意義な使い方を意識しながら自分のレベルにあった戦略的学習をしましょう。

法規

基本的に過去問だけでなんとかなります。
しかし、過去問には解説がありません。
誤った選択肢など、どこのワードが誤っているのかわかりません。

ですので、法規の正確な知識を得るために法規の参考書が必要になります。
ネットで検索しても内容は十分得られますが、その手間を考えたら参考書を購入したほうが早いです。
参考書も二週ほどすれば十分に頭に定着するレベルで暗記できますので、
正確な知識を得たら、あとは過去問を繰り返し解き、本試験まで忘れない訓練を行います。

具体的な勉強方法は以下のとおり。

  1. 過去問(17年~23年)までを2週して、どのような問題がでるかを把握
  2. 参考書を2週し、正確な知識を得る
  3. 過去問を1週し、テキストの知識が通用するか(正解を当てられる)確認
  4. あとは過去問のみの学習にする、参考書は辞書として利用

法規は過去問である程度点数を取れるようになったら、あまり勉強時間をかけないようにしました。
他の科目と同じ比重で勉強時間をとるのはもったいないからです。
法規の勉強時間分は主に無線工学の基礎に回しました。

工学A

一陸特で分類するならばOFDM方式、QPSK、レーダー、アナライザ系の問題が中心となってでます。

新問の比率が比較的高く、基礎に次いでの難易度となっています。
計算問題はそこまで多くないので、主に暗記での学習になります。

似たような問題が多いので、確実に点数を取れるように問題のどこにキーワードがあるのかに着目して学習しました。
たとえば、計器着陸装置(ILS)などは、毎回グライドパス、ローカライザ、マーカビーコンの特徴について問われますが、周波数帯についての問題が多いので、ここをどうやって暗記すれば確実に正解に導けるか、などを工夫しながら学習しました。

ひとつひとつの用語の意味も理解しながら学習するのも効果的です。
インバータとは、コンバータとは、スレッショルドレベルとは、搬送波とは、などです。

工学B

一陸特で分類するならばdB計算全般、アンテナ、自由空間伝搬、電波の伝搬系の問題が中心となってでます。

工学Aと違い、ほぼ過去問で出題されます。ただ計算問題が多く苦手とする方が多いのもこの科目です。
電波の伝搬も比較的はわかりにくいので、暗記するにしてもなかなか定着しにくい問題が多いともいえます。

しかし、過去問の比率が非常に高いので、過去問をしっかり学習すれば容易に点数が取れる科目とも言えます。
やればやった分だけ点数が付いてきます。

なお、一陸特で学習したアンテナの知識等がフルに生かせます。

月ごとの勉強方法

8月

過去問のみの学習。
解けるかどうかより、どんな問題がでているか、どのような選択肢が出題されているのかに
重点を置き、読み物として過去問を回す。

  • 無線工学の基礎 17年1月から23年7月まで通して1週する。
    • 論理回路はやらない
    • 計算問題は解説を読むのみ
  • 工学A 17年1月から23年7月まで通して1週する。
    • 計算問題は解説を読むのみ
  • 工学B 17年1月から23年7月まで通して1週する。
    • 計算問題は解説を読むのみ
  • 法規 勉強せず。

9月

過去問のみの学習。
2週目なのに1週目の内容をまったく覚えていないことに焦りを覚える。
問題を覚えるつもりで読む。解くのではなく読む。

  • 無線工学の基礎 17年1月から23年7月まで通して2週する。
    • 論理回路はわかりやすい問題のみ2問ほど解き、パターンを覚える
    • 計算問題は解説を読むのみ
    • まとめノートに公式や気づきを書き込む
  • 工学A 17年1月から23年7月まで通して2週する。
    • 計算問題は解説を読むのみ
    • まとめノートに公式や気づきを書き込む
  • 工学B 17年1月から23年7月まで通して2週する。
    • 計算問題は解説を読むのみ
    • まとめノートに公式や気づきを書き込む
  • 法規 17年1月から23年7月まで通して2週する。

10月

過去問+法規のテキストを使った学習。
4週目は公式の暗記や似たような問題の違いに注意しながら勉強。

  • 無線工学の基礎 17年1月から23年7月まで通して1週する。
    • 論理回路はやらない
    • 解ける計算問題は実際に解いてみる、ムリな問題は選択肢のみ暗記する
    • まとめノートに気づきを書き込む
  • 工学A 17年1月から23年7月まで通して1週する。
    • 解ける計算問題は実際に解いてみる、公式をシンプルな形で暗記する
    • まとめノートに気づきを書き込む
  • 工学B 17年1月から23年7月まで通して1週する。
    • 解ける計算問題は実際に解いてみる、公式をシンプルな形で暗記する
    • まとめノートに気づきを書き込む
  • 法規 過去問はやらず参考書を2週させ、正確な知識を叩き込む

11月

この時期らへんから学習スタイルを変える。
科目ごとに回すのではなく、試験単位で回すようにする。
月の頭にH24/1とH24/7も実力試しと解いてみるが、合格点には程遠くモチベーションが下がる。
一日2科目を目標に、1週させる。

  • H17/1月 基礎、工学A、工学B、法規
  • H17/7月 基礎、工学A、工学B、法規
  • H18/1月 基礎、工学A、工学B、法規
  • H18/7月 基礎、工学A、工学B、法規
  • H19/1月 基礎、工学A、工学B、法規
  • H19/7月 基礎、工学A、工学B、法規
  • H20/1月 基礎、工学A、工学B、法規
  • H20/7月 基礎、工学A、工学B、法規
  • H21/1月 基礎、工学A、工学B、法規
  • H21/7月 基礎、工学A、工学B、法規
  • H22/1月 基礎、工学A、工学B、法規
  • H22/7月 基礎、工学A、工学B、法規
  • H23/1月 基礎、工学A、工学B、法規
  • H23/7月 基礎、工学A、工学B、法規

12月

11月と同じ勉強スタイルだが、この月は法規は勉強せず、他の3科目のみ勉強。
学習速度も上がってきたので、1日3科目を目標。2週させる。
月の終わりにH24/1とH24/7をもう一度解いてみる。一度勉強しているだけあって6割は取れるが、7割までいかず、もっと記憶の定着が必要だと痛感。

工学の基礎の論理回路も一通り解くようにする。
苦手な計算問題は本試験直前に暗記すれば良いと割り切り、
脳内だけで答えが導ける問題以外は軽く解説を読むのみに留める。

  • H17/1月 基礎、工学A、工学B
  • H17/7月 基礎、工学A、工学B
  • H18/1月 基礎、工学A、工学B
  • H18/7月 基礎、工学A、工学B
  • H19/1月 基礎、工学A、工学B
  • H19/7月 基礎、工学A、工学B
  • H20/1月 基礎、工学A、工学B
  • H20/7月 基礎、工学A、工学B
  • H21/1月 基礎、工学A、工学B
  • H21/7月 基礎、工学A、工学B
  • H22/1月 基礎、工学A、工学B
  • H22/7月 基礎、工学A、工学B
  • H23/1月 基礎、工学A、工学B
  • H23/7月 基礎、工学A、工学B

1月

本試験までは11月12月と同じ学習スタイル。
法規も勉強し始める。1箇月のブランクはあったが十分合格点のレベルを維持できている。
1日4科目を目標。本試験前の土日までに1週させる。

本試験日前の最後の土日に、工学Aと工学BをH17/1からH24/7までを通しで学習。
本試験前日(月曜日)には、基礎をH17/1からH24/7までを通しで学習。
法規は、試験会場へ向かう途中と、昼休み中にパラパラと見て記憶を呼び起こす。

基礎と法規の試験日には、帰宅後工学Aと工学Bを眠くなるまで最終確認。苦手箇所をより浮き立たせる。

苦手な点はまとめノートにまとめてあるので、試験開始直前まではそれを見て最終暗記。
特に工学Bに効果を発揮。なぜか自分が苦手な覚えにくい公式ばかり本試験に出たので、
最後の最後に暗記した公式がよく出題された。

モチベーションを維持するためには

一陸技は一回の試験で約6千人受けます。
全国ではこんなにいるのに自分が受験する環境としては一人で勉強している状態ではないでしょうか?
学生だとしても、みんなで一陸技を受験する!というのは少ないと思われます。

この「一人」を感じることの多い試験で有効になるのは、受験体験記です。
ネットで検索すると体験記が何件かあります。
自分の勉強方法は間違っていないか、同じ苦労をしていたんだな、など
受験体験記を見る度に感じるものは違いますが、勇気付けられることが多いです。

また、思いのほか点数がとれずストレスがたまりやすいので、休憩は思いっきりとりましょう。
ゲームでもテレビでも運動でも食事でもOKです。
一番したいことをしっかりと行いましょう。
やりたくないなぁと思ったら30分でも1時間でも休憩はとるべきです。

ただし、あくまで休憩の話です。一日にこれだけ勉強する!という目標を立てたらそれは必ずクリアできるように計画しながら一日を過ごしましょう。
目標に到達したら、勉強できる時間がまだあっても自分へのご褒美だと思って休むのもモチベーションを維持できる秘訣です。
あくまで最終目標は「一陸技の取得」であり、本試験までは絶えず勉強を続ける必要があります。
ある一期間に思いっきり頑張っても疲れてしまって本試験まで続かなければ意味がないからです。

フォーラムを活用しよう!

私が受験中こんなのがあったらなぁ。なんて思ったのが一陸技の掲示板です。
一陸技の内容は相当難易度も高いので、yahoo知恵袋などに投稿するのも気が引けました。
同じ受験生同士で気づきを共有できれば、試験勉強も楽になるし、なによりモチベーションが維持できるな。と感じました。

一番記憶が定着するのは、他の人に教えるときです。
仕事でも部活でもゲームでもなんでも教える際は、頭を使います。
どうやったら伝わるか、どうしたら理解してもらえるか。
ただ伝えるだけでダメならわかりやすい具体例を挙げてみようか、などです。

他の人に伝えるにはどうすれば良いか?ということを意識しながら勉強すると、
こうしたら楽に覚えられる!、伝えられる!という気づきを得られます。

こうしたら楽に覚えられる!などという気づきを得たときは、ほぼ忘れることのない記憶として定着します。
それを文章や言葉にして他の人に教えることができればより確実なものとなります。

気づきの共有、モチベーションの維持、受験生同士で教えあうことのできる場、としてフォーラムを作りました。

一陸特と一陸技の掲示板となっています。
ぜひ合格を勝ち取るため、工夫しながら活用してもらえればと思います。

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