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試験に落ちる理由を考える

試験に落ちる理由を考える


なぜ試験に落ちるのか?

落ちる理由(原因)には様々なものがあります。

  • 勉強する時間がとれない
  • ヤル気が起きない
  • 勉強の仕方がわからない
  • etc etc...

全部あてはまるという人もいれば、時間が取れないだけという人や
なにが理由か分からないという人もいると思います。

「試験に落ちる」という結果には必ず原因があります。
1人も合格しない試験ならば試験そのものに問題があるのかもしれませんが、
一陸特に関しては難易度にバラツキはあるにせよ受験者数の平均20~30%は合格します。

つまり試験問題の出来という外部環境が原因ではなく「自分自身」に原因があるということです。
原因が分からない内に色々対策を講じても効果的ではありませんが、
原因が判明すればその原因を直接取り除ける対策が打ち立てられます。

非常に重要なことなので面倒でも以下の切り口から自分を見つめ直し、
自分のどこに合格できない原因があるのかを判明させましょう。

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

戦国時代、魏の大臣である季梁(きりょう)が、
隣国を攻めようとしていた王をいさめるために、
次のようなたとえ話をしました。

いま、帰ってくる途中、道で一人の男に会いました。
車を北に走らせながら、
 『楚(そ)の国に行くつもりだ』
と申します。

 『南の楚の国へ行くのに、なぜ逆方向の北へ向かっているのか』
と聞きますと、男は、
 『馬は飛びきりの上等だ』
と申します。
 『良い馬かもしれんが、道をまちがえている』
こういいますと、
 『旅費もたっぷりある』
と申します。
 『そうかもしれんが、道をまちがえている』
重ねていいますと、男は、
 『いい御者がついている』
と答えます。

こう条件がそろっていれば、ますます楚から遠ざかっていくだけです。
仮にすばらしい目標をかかげて努力しても、方針が誤っていれば、
努力すればするほど目標から遠ざかってしまうことを教えています。

『男の器量 男の値打ち』PHP文庫

京セラの創業者、稲盛和夫氏は、「人生の方程式 」があるといいます。

人生・仕事の結果考え方×熱意×能力

稲盛氏によればこういうことです。

「能力」とは人の才能、健康状態、持って生まれた適応性を指し、それはおおよそ先天的に決定される。
「熱意」とは仕事に対する熱意、つまり仕事に対する努力の程度を指し、これは自らが決定できるものである。
「能力」「熱意」にはそれぞれ最低の0点から最高の100点まで評価を与えることができる。

「考え方」とはどのような心構えで仕事に打ち込み、ひいては人生を送ろうとするのかを指す。
「考え方」には、マイナス100点からプラス100点の範囲で評点を与えることができる。
嫉妬・ねたみ・憎悪などの否定的感情に支配されている人は心構えがマイナスであり、
結果その人の人生もマイナスのものとなる。
逆に前向きで素直な考え方をもつ人は、簡単に成功を収め、すばらしい人生を送れるのである。

「人生の結果=試験の結果」に置き換えて考えてみる。

(基本)人生・仕事の結果考え方×熱意×能力
     ↓
(広義)試験の結果目標(ベクトル)×モチベーション(主体性)×社会人基礎力(計画力・創造力・対自己能力)

(広義)試験の結果の解説

  • 目標(ベクトル)
    • 目指すべきキャリアがあるか、見えているか
      • (+面)一陸特が必要となるキャリアを目指す。「将来、一陸技を取得したい、CCIEを持つネットワークスペシャリストになりたい」など。
      • (-面)一陸特が不要となるキャリアを目指す。「将来、美容師になりたい、調理師になりたい」など。
  • モチベーション(主体性)
    • 資格取得への意思の強さ
      • (+面)一陸特が絶対に必要と思っている。「無線の知識を深めたい、仕事に免許が必要不可欠」など。
      • (-面)一陸特がなくても良いと思っている。「会社から取れと言われているから仕方なく」など。
  • 社会人基礎力(計画力・創造力・対自己能力)
    • 社会人として身に着けておくべき基礎力の高低
      • (計画力)目的・目標を実現するために構想を練り、その構想を具体化するために必要な段取りや手順を考えること
      • (創造力)新たに価値を生み出す力のこと
      • (対自己能力)意思を持って、自己に向き合い、自らをコントロールする能力のこと

(広義)の面では、主に「仕事・社会人」の切り口で原因を考えました。
次の(狭義)の面では、試験に直結する切り口で考えます。

もっと試験に直結する切り口で考える。

(広義)試験の結果目標(ベクトル)×モチベーション(主体性)×社会人基礎力(計画力・創造力・対自己能力)
     ↓
(狭義)試験の結果勉強方法(浅く・広く)×実行力(優先順位)×基礎学力(数学・国語・情報活用力)

(狭義)試験の結果解説

  • 勉強方法(浅く・広く)
    • 資格「取得」を目指した勉強方法ができているか
      • (+面)過去問を中心とした広く・浅い勉強をしている。「一問でも多く問題を解く、分からないところはいったん保留し次に進む」など。
      • (-面)教科書メインで狭く・深い勉強をしている。「問題はあまり解かない、分からないところは分かるまでその項目をやり続ける」など。
  • 実行力(優先順位)
    • 勉強を続けられる力
      • (+面)生活の一部に勉強を取り入れる。「睡眠や食事のように毎日必ず勉強をする時間を作る、スキマ時間・通勤通学時間も使う」など。
      • (-面)勉強をしないいいわけをする。「残業が多いから、家事が忙しいから、ゲームがしたいから、飲み会が多いから」など。
  • 基礎学力(数学・国語・情報活用力)
    • 高校卒業程度の学力の有無
      • (数学)四則演算が問題なくできれば十分。それ以上は知識があればあった分だけ楽になる。
      • (国語)文章をしっかり読むことができ、何が問われているのか理解できるか。また、読めない漢字が少ないほど楽になる。
      • (情報活用力)情報を集め、分析し、整理し、蓄積し、伝えることのできる力。特に整理できる力があると学習速度が速くなる。

「(広義)の試験の結果」から原因を見つける

「(基本)の人生の結果」から、「(広義・狭義)の試験の結果」まで見てきました。

まずは「(広義)の試験の結果」から原因がないか見つけていきましょう。

  • 目標(ベクトル)
    • <ここが弱点かも...>正直ここが原因だと致命的です。自信のキャリアプランの向きを間違えています。例えば、将来美容師になりたいのに一陸特の取得ではキャリアの向きがまったく異なります。どうしても一陸特が関係ない業種につきたいのであれば、次に続くモチベーションや実行力にも響いてくるので、将来的にも早めの軌道修正をオススメします。逆に一陸特は中間地点であって上位の資格を取得するようなプランを描いている方は、取得までの意気込みが違いますので比較的容易に取得される方が多いです。
      • <+面に向ける対策>非常に難しいですが、長期的な目線ではキャリア的に一陸特が必要なくとも、短期的に必要なのであれば「周りからの信頼を得るため」などマイルストーンとして明確な目標を設定することが良いと思います。一陸特は集中してやれば長くても3ヶ月程度で取得できるので一時的でもキャリアプランの向きを「一陸特が必要」にする必要があります。
  • モチベーション(主体性)
    • <ここが弱点かも...>人から言われてやるのと、自分から率先してやるのではヤル気が全然違います。なぜしょうか。それは人から言われると自分に本当に関係あるのか十分理解できず受身になるからです。受身だとなにが良くないかというと、そのことについて自分では考えることをしないからです。自分で考えないから必要性も分からないし、メリット・デメリットも分からないから、後回しになってしまう。たとえ、最初は人から言われたことでも自分から率先してやれるよう「言われたことをジックリ考えて」みましょう。
      • <+面に向ける対策>自分に直接関係あることを理解しましょう。一番身近なものでは、お金と時間です。受験費用や試験会場までの交通費も何度も受ければバカになりませんし、勉強期間もダラダラと時間をかけてやっていれば、本来その時間を他のにまわすことができました。もし、一度で取得できていれば受験費用の5352円+教科書代約3000円+交通費約300円と合計8600円程度で済みますが、2度・3度と受けるたびに5600円ほどが追加でかかってきます。5600円もあればなにができるか考えてみましょう。また、時間も集中的にやれば長くても3か月くらいの勉強期間で済みますが、落ち続ければトータルの勉強期間が7ヶ月、1年...と途方も無い時間を浪費していまいます。この時間があれば上位の資格を狙えたかもしれませんし、家族との時間へも回せたかもしれません。仕事の面では、部下に仕事を教える際に部下が取得済みなのに自分が持っていないのであればカッコがつきませんし、人によっては信頼されないでしょう。特に通信建設業にあっては運転免許と同じくらい持っていて当然のものです。
  • 社会人基礎力(計画力・創造力・対自己能力)
    • <ここが弱点かも...>ここの項目は一陸特を受験する前の前提条件になります。いわば先天性のものです。一陸特を受験することで伸びる能力ではありません。この項目に自信があれば短期間で取得も可能ですが、苦手意識がある場合は長期的な取得プランを練ったほうが良いです。
      • <+面に向ける対策「計画力」>「計画力」がないならば、必ず紙やエクセルなどで他の人が分かるように<一日どれだけ勉強するかの計画表>を作成しましょう。他の人も分かるというのが重要です。頭の中だけで組み立てた計画は、「本試験という計画の終わり」から必要な勉強量を逆算ができていないことが多く、計画があいまいになってしまいがちです。また、紙にしろデータにしろ計画表がないのでどうしても勉強できない日用のバッファもないので、一日でも計画が崩れるとウヤムヤになってしまい、最悪勉強そのものをしなくなってしまいます。3ヶ月なら3ヶ月、1ヶ月なら1ヶ月と期間を定めたら、一日の勉強量を決め、過去問を何週すればよいか、プライベートの用事で勉強できない場合でもカバーできるバッファを持つなど、明確な計画表を作成しましょう。そして必ず家族や上司・同僚などに見せ、この計画で実施することを決意表明しましょう。
      • <+面に向ける対策「創造力」>「創造力」はマイナスの項目というより、なくても問題ないがあったほうがプラスに働く項目です。一陸特は計算もありますが、用語を覚えたりといった暗記項目のほうが多いです。ゴロ合わせだったり、この用語がでたらこの答えが出るといった新しい着目点を見つけたり、ただ漠然と勉強を続けるのではなく、<どうやったら簡単に覚えられるか、どうやったら理解が進むか>を考え、自分ならではの価値を生み出せればより勉強が捗ります。
      • <+面に向ける対策「対自己能力」>「対自己能力」は性格に左右されるところもありますが、いわば自制することができるかどうかです。自制を鍛えるのはなかなか難しく自分に甘い人間ほどここの能力が足りません。「飲み会に誘われたから今日は勉強しない」や「今日は残業で遅くなったから勉強しない」というのは甘えです。計画を立てたのなら「勉強する」という行動の優先順位が飲み会やら残業よりも上でなければなりません。飲み会があるならば朝早くおきて夜できない分を勉強する、残業になってしまったら次の日昼休みや通勤時に勉強するなど、計画に狂いがないよう実施する必要があります。テレビをボケーと見ている時間やスマホでゲームしている時間はどれだけありますか?勉強すると決めたならムダな時間を極力ハブき、飲み会や残業があってもカバーできる勉強時間を作りましょう。自分の行動にいいわけして勉強を先延ばししている内は合格は難しいです。

「(狭義)の試験の結果」から原因を見つける

次に「(狭義)の試験の結果」から原因がないか見つけていきましょう。

  • 勉強方法(浅く・広く)
    • <ここが弱点かも...>「狭く・深い勉強方法」とは、分からないところがあると分かるまで次に進まない勉強方法です。資格の勉強でこのやり方をしてしまうとドツボにはまります。義務教育のようにステップアップするようなものは、分からないところを放置すると次も分からず勉強についていけなくなったりしますが、資格は出題される範囲は決まっていますので、多少わからないところがあっても、そこを切り捨てることができます。100点ではなく60点の知識があればゴールとなるので、他でカバーすることできます。
      • <+面に向ける対策>考え方を「資格取得」するための勉強をするという風に改めましょう。資格の勉強を通じて知識を深めようとすると「狭く・深い勉強方法」になってしまいます。これは合格後でもできます。資格は取得できなければどんなに深い知識を得たとしても無資格者です。まずは取得して、その後勉強で覚えた内容を仕事などとリンクさせ知識を深めていくようにしましょう。「浅く・広い勉強方法」は<①分からないところはそのままにし、次に次に進む、②暗記中心で覚えることを徹底する。>です。①に関しては、一陸特はほぼ過去問から出題されます。つまり出題される内容が過去の問題を解けば分かります。過去問を3年分1セットで回すだけでも一陸特に必要な知識の全体像が見えてきます。分からないところがあってもそこは飛ばし、過去問を3週ほどすれば、知識が結びつき、最初は分からなかったことでも分かるようになっていきます。さらに、得意なところと不得意なところが浮き出てきますので、”受験期間中には点数にするのが難しいところは捨て問にする・この科目は得意だからここで他のをカバーする”など、戦略をもって受験することができます。
        ②に関しては、「公式」や「AだからB」といったものは、素直に丸暗記に徹底しましょう。例えば「自由空間伝搬損失の公式はなんでこの公式になるのか」というのは考えないで下さい。自由空間伝搬損失といったらこの公式を使う。くらいで十分です。なんでこの公式なのか?と考えるのは合格後に楽しみながら学んでください。受験期間は有限です。深く掘り下げたら時間はいくらあっても足りません。
  • 実行力(優先順位)
    • <ここが弱点かも...>ここは(広義)の「対自己能力」とほぼ同じ内容になります。極端にいうと勉強を<やるか・やらないか>です。よほど基礎学力が高い人で無い限り勉強せずに合格するのは一握りでしょう。基礎学力が低い人ほど沢山勉強しなければいけないというのは考えればわかるはずです。勉強する優先順位が低い内は、勉強をやったりやらなかったり計画もうまくいかず記憶も定着せず焼け石に水です。
      • <+面に向ける対策>勉強しなくても死ぬわけではないですし、自分以外困ることはありません。緊急性もないので優先順位が下に下になりがちです。ですので勉強期間中は何が何でも毎日勉強するという<覚悟>が必要です。やらないという選択をするのは非常に簡単ですので、やるという選択をしたら自分にご褒美を与えるのが良いかと思います。ご褒美は普段していることに設定してみましょう。たとえば、勉強が終わらない限り晩酌はできない、タバコは吸えない、甘いものは食べれない、ゲームはできないなどです。普段何気なくしていることを制約されると非常にキツク感じます。晩酌がしたいから勉強する、ゲームをしたいから勉強するというのでも、勉強という苦行が終わった後にご褒美があれば頑張れます。理由付けすることで、ただ漠然と勉強するよりかは優先順位が上がります。歯が痛い→歯医者にいく、おなかがすいた→ご飯を食べる、のように、ゲームがしたい→勉強をする、のように置き換えてください。
  • 基礎学力(数学・国語・情報活用力)
    • <ここが弱点かも...>「社会人基礎力(計画力・創造力・対自己能力)」と同様に、ここの項目は一陸特を受験する前の前提条件になります。いわば先天性のものです。一陸特を受験することで伸びる能力ではありません。この項目に自信があれば短期間で取得も可能ですが、苦手意識がある場合は長期的な取得プランを練ったほうが良いです。
      • <+面に向ける対策「数学」>一陸特を取得するだけならば、中学卒業程度の知識でも大丈夫です。ただ四則演算をケアレスミスなくできる確実性は必要になります。割り算がうまくできない・小数点の計算が苦手・九九の掛け算で計算間違えをするなど、筆算で式を展開すると答えが合わないミスは致命的です。これを克服するには面倒でも数をこなすしかありません。必ず紙に式を書いて慣れるようにしましょう。頭でのみの計算や式の省略がケアレスミスを生みます。苦手意識がある方は「丁寧に計算する」ということを心がけましょう。
      • <+面に向ける対策「国語」>記述式の試験ではないので、重要となるのは「読む力」となります。特に法規は言い回しが難しく苦手意識を持ちやすいので、どこが解答のポイントになっているかを見分ける力が必要になります。勉強を始めてから国語力(読解力)を伸ばすのは難しいので、あまり得意でない方は通常よりも勉強時間を長くし、記憶に定着させるのが遠回りのようで一番の近道になります。幸い法規は覚える量が多くないので全部覚えるつもりで勉強しましょう。
      • <+面に向ける対策「情報活用力」>昔と違い今はネット検索でほとんどの情報が得られます。アンテナに関する情報や電波の基礎、受験記まで…こういった情報を有効活用するためには、「検索力=欲しい情報にたどりつくスキルのこと」、「情報収集力=幅広く確かな情報源から、豊富な情報を集めてまとめる能力やスキルのこと」が必要になります。「教科書の情報がすべて!」といった頭でっかちな考えはやめて、分からないところがあったら調べるクセをつけましょう。

すべては繋がっている

(広義)試験の結果目標(ベクトル)×モチベーション(主体性)×社会人基礎力(計画力・創造力・対自己能力)
     ↓
(狭義)試験の結果勉強方法(浅く・広く)×実行力(優先順位)×基礎学力(数学・国語・情報活用力)

ここまで見てきてどこに弱点があったか見えてきたでしょうか?
一つの項目だけ極端に高くても他が低ければ結果がついてきませんし、
逆に他が満遍なく高くても一つだけ極端に低い場合も結果がついてきません。
これら項目はすべて繋がっています。

目標と勉強方法は「+100~-100」のベクトルがあります。
この項目は最低でも-にならないように考えを改めましょう。

他の項目はどれも100点を取れる必要はないですが、自己分析してみてあまり点数が高くないと
感じるのであれば、勉強時間を増やしましょう。
一陸特は短期間で受かる方もいますが、それはこれらの項目の点数が高い方たちです。

平均50点程度で150時間と思って取り組み、これより低い場合は200時間・300時間と増やす必要があります。資格試験は勉強しなければ受かりません。

自分はどの程度のレベルなのか把握することが大事です。
勉強すればしただけ実力が付きます。
弱点を把握ししっかり対策して合格を勝ち取りましょう!!


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